先進的窓リノベ事業

「住宅省エネ2023キャンペーン」先進的窓リノベ事業のリフォーム工事について、詳細を解説します!

 

 

制度の目的

 既存住宅の断熱性能を早期に高めるために、熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることにより速攻性の高いリフォームを推進し、エネルギー価格高騰への対応(冷暖房費負担の軽減)や2030年度の家庭部門からのCO2排出量約7割削減(2013年度比)への貢献、2050年ストック平均でZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とした窓の断熱リフォームに特化した補助金事業です。

 → 住宅省エネ2023キャンペーンについて詳しくはこちら リフォーム 補助金『住宅省エネ2023キャンペーン』

 

補助対象工事

 既存の住宅を住宅所有者等がリフォーム事業者に工事を発注(工事請負契約)して実施する窓(ガラス・サッシ)の断熱改修工事
(熱貫流率(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準
値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの)

 ※玄関ドアは対象外「こどもエコすまい支援事業」で申請

 

 

補助金額

 一戸あたり5万円以上最大200万円まで補助されます。

窓の改修に関する費用が窓1ヶ所ごとに定額補助され、目安として、工事費の約50%相当還元されます。

 

戸建住宅・低層集合住宅(3階建以下の集合住宅)における補助額

グレード 熱貫流率 大きさ

ガラス交換

 

内窓設置

 

外窓交換・

カバー工法

SS Uw1.1 以下 48,000 124,000 183,000
30,000 84,000 136,000
小・極小 8,000 53,000 91,000
S Uw1.5 以下 32,000 84,000 124,000
21,000 57,000 92,000
小・極小 5,000 36,000 62,000
A Uw1.9 以下 26,000 69,000 102,000
17,000 47,000 76,000
小・極小 4,000 30,000 51,000

※1 大:ガラス(一枚)の面積 1.4m2以上。サッシ(一箇所)の面積 2.8m2以上。

※2 中:ガラス(一枚)の面積 0.8m2以上 1.4m2未満。サッシ(一箇所)の面積 1.6m2以上 2.8m2未満。

※3 小:ガラス(一枚)の面積 0.8m2未満。サッシ(一箇所)の面積 1.6m2未満。

 

補助金額例

 内窓 Sグレード

  (大)2ヶ所 × 84,000円

  (中)1ヶ所 × 57,000円

  (小)4ヶ所 × 36,000円

          補助額合計 369,000円

   (写真と金額例は一致していません。)

 

さいごに

内窓リフォームには下記のように多くのメリットがあります

・家の中がぽかぽかに!

 内窓をつければ断熱効果がアップし、冷たい外気の影響を受けにくくなります。電気代やガス代が高騰していますが、エアコン効率が上がるため、省エネになり、冷暖房費の節約にもつながります。

・結露軽減ですっきり!

 内窓をつければ冬でも窓が冷えにくくなり、結露の発生が抑えられます。

・暑い夏も過ごしやすい!

 Low-E複層ガラス 遮熱タイプで日射熱をカットし、冷房効果が高まります。

・お部屋の印象も変わります!

 インテリア空間に合わせて、内窓カラーを選んでお部屋のイメージが変わります。

・防音性もすごい!

 外の音も内から漏れるテレビの音やペットの鳴き声なども気にせず快適です。テレワークの環境改善にもなります。

・侵入抑制効果

 2ロックで侵入までの時間を要し、簡単に侵入させません。

窓は熱の出入りが一番多い場所のため、寒さの原因のほとんどは「窓」と言われています。健康・快適な室温になるよう家の性能を上げるには、今が最大のチャンスです。補助金をうまく活用して、快適な住環境を手に入れましょう!