【キッチンリフォーム】すっきり収納と家事動線の良い間取りを作るコツをご紹介!

時代とともに日本の間取りは変化してきました。キッチンと食卓のレイアウトは時代とともに進化し、間取りもかなり変わってきています。今の使い方に合わせたキッチンにリフォームすることで、家事がスムーズにこなせ、快適に過ごせるようなキッチンに変えるためのポイントをご紹介します。

調理場からコミュニケーション場へ

キッチン  

 かつてキッチンは、食事の支度をする場所で、そこからダイニングに配膳され、リビングで食後の団らんを楽しむというのが住まいの中での流れとなっていました。しかし、近年は共働きの家庭が増えたこともあり、家族のだれもが食事の用意、後片付けに関わり、家族が会話を交わすコミュニケーションの場として、キッチンを一体化させた「リビングキッチン」が主流となってきています。

 時代とともに、求められるキッチンの仕様が変わってくるようになりました。以前は調理の場を隠すために独立性の高いキッチンが主流でしたが、対面式やアイランド式などオープンなキッチンが人気となってきています。近年のキッチンは、家事をいかにラクにするか、アットホームな家族のだんらんをより重視する傾向にあります。インテリア性と効率化が重視されているのではないでしょうか。

 

キッチンの家事動線

 以前の間取りでよく見られるのが、ダイニングの奥に位置していて、キッチンが行き止まりとなってました。最近では対面式のオープンなカウンターキッチンが多くなっていますが、中でも、壁に設置する部分がないアイランドキッチンは回遊性が高く、調理、配膳、片付けの流れがスムーズに行えます。

 壁付けタイプのカウンターキッチンでも、以前のような独立した部屋のキッチンに比べたら随分作業はしやすいと思いますが、夫妻で調理したり、子どもに手伝ってもらったり、友人たちとホームパーティーをしたりなど、複数人でキッチンに立つことが多いような場合、アイランドキッチンは作業がしやすく、とても便利です。

 キッチンをリフォームするのであれば、他の家事との動き方に合わせて、動線を考えると、家事効率が上がります。例えば、キッチンが奥ではなく、中心にアイランド式のキッチンを設置し、ダイニングやリビングと一体化すると配膳や後片付けが楽になります。そこから玄関や洗面室、浴室などへの動線を短くすることができますので、効率的に動けるようになります。
 しかし、キッチンの場所を動かす場合には、家の柱や梁などの構造に問題がないか見極める必要があり、配管の位置も変えることにもなりますので、リフォームの施工業者とよく相談することをお勧めします。

キッチンの収納(パントリー)

 共働きや核家族化が進むことで、レトルト食品などの調理済み食材や食料の保存量が増えてきています。

最近のキッチンリフォームでは、パントリーの設置のご要望をさるれこともあります。キッチン横の空間を活用して、保存用の食材や調理用具などをまとめて収納できるようにします。

オープンなキッチンでもパントリーにしまっておくと、ダイニングからはすっきりとしているように見え、食材の保管場所が明確になっていると家族のだれでも食事の支度ができるようになります。

 システムキッチンに設けられている収納は、大きな引き出しにたくさん収納ができます。

コンロ下には、調理器具や調味料、シンク下には、水回りの掃除用品やキッチンツールなどをしまう等、モノは使う場所の近くにしまうことで、使い勝手のいいキッチンになります。

それに合わせて、キッチン家電、食器等の保管する配置も考えて収納していくとスッキリとしたキッチンになります。

 

システムキッチン最新設備

 最新の設備機器は、とくにお手入れの面で負担を軽減する工夫や機能があり、キッチンでの作業がぐっと楽になります。

コンロ、シンク、レンジフードなどの設備機器は、グレードによって機能の違いがありますが、価格も変動してきます。使い方に合わせて、選んでいくと、そのご家庭仕様のオリジナルキッチンになります。

 家事の手間を減らせる食器洗浄機は、最近は洗い上がりもきれいで、手洗いより節水になります。ビルトインタイプですとカウンターが広く使えることができます。食器を洗う時間を別の家事や団らんのひとときにあてることができるようになります。

 最新のシステムキッチンでは、メーカーによって、シンクの底に傾斜や溝をつけて汚れや食材の切れ端が水流に乗って排水口へ流れやすくなっているものや、水切りかごをかけやすくなっているものなどがあります。コロナ禍以降、手を触れることなく水を出せるタッチレス水栓も、衛生的で好評です。

 

さいごに

 家の間取りは変化し、かつてのようにキッチン、ダイニング、リビングという部屋をそれぞれ区切っていた間取りからすべてを一体にしたLDK空間へと現代の間取りは変化しつつあります

せっかくキッチンをリフォームするのであれば、キッチンだけを新しいものに交換するのではなく、ライフスタイルに合わせて、動線や収納、設備機器にポイントを置いて、キッチン選びと空間づくりをすると、リフォーム後の生活がより快適なものになります。家事を楽に、家族との時間を大切にできるようなキッチンにぜひリフォームしてください。

 池田建築ホームでは、収納や家事動線の良い間取りのキッチンリフォームを施工しています。

また、池田建築ホームでは、松山市を中心にリフォームやリノベーション・平屋の新築を行っています。キッチンリフォームやトイレリフォーム、屋根リフォーム、古民家リノベーションなど是非ご相談ください。